クレイジー横山です!
どうも!
(続き)
セコンドは白川先生。
ヘッドギアを着けてくれる。
「あ、マウスピース着けないと…」
「それはこっちで着けるからいい」
白川先生が着けてくれた。
水を口に流し込んでくれる。
プロの選手みたいだ。
第1試合のゴングが鳴った。
「よろしくお願いします」
お互いちょっと見合ったら
相手が先制攻撃してくる。
ブロックしなきゃ。
ズドン、ズドンと一発一発が重い。
こっちも手出さなきゃ。
ジャブで牽制。
…しまった!
相手の懐に入っちゃった。
右ローキックがビシバシ入る。
もらったら反撃しなきゃ。
ところがこっちのローは見抜かれてすぐに防御される。
モーションがでかすぎるわるい癖が出てる。
空振りで体制を崩す。
知らず知らずのうちに相手の真っ正面に立ってしまった。
バン、バン
ストレートをもろに受ける。
拳が目の前にきてめちゃくちゃこわい。
ボゴッ
左フックをまともに受ける。
あごがはずれるかと思った。
これヘッドギアつけてなかったら倒れてた。
ヤバい。
何とかしなきゃ。
この時すでに完全に相手のペース。
おれ負けちゃう。
反撃しなきゃ。
そう思ってたらゴングが鳴った。
はぁ、はぁ、はぁ。
(続く)