クレイジー横山です!
どうも!
今でこそ
頑丈が売りの自分だけど
子供の頃は
今の自分からは想像もできないほど
病弱だった。
小児喘息がひどかった。
あまりにもひどいので
小児科の先生から
四街道にある施設に入ることを
勧められる。
夏休みの終わり頃のある日
母親と施設を見に行く。
四街道
今でこそベッドタウンの四街道市
当時は印旛郡四街道町
汽車に揺られて
施設に到着。
ぼくは親とも兄弟とも飼い犬ともはなれて
ひとりぼっちでここで暮らすんだな
小学2年生の自分はそう思った。
夏休みだから
施設の子供たちは実家に帰っていて
誰もいなかった。
木製の二段ベッドがずらっと並んでて
壮観だった。
たくさんの子供たちがここで暮らしてるんだな。
さびしさがちょっとだけまぎれた。
陽が差し込んでいて明るい部屋だった。
施設長さんが母親と何か話してる。
話が終わったあと
施設長さんは
自分の頭を撫でてくれて
「きみはまだまだ症状は軽い方だ。家から学校に通いなさい」
って言った。
施設に入らなくてすんだっていう安心感よりも
自分よりももっと症状が重い子がたくさんいるってことの驚きのほうが
大きかった。
月日が流れ
あんなに病弱だった少年が
すっかり頑丈なオヤジになってしまったことを
今更ながら
とてもとても驚いている。