クレイジー横山です!
どうも!
「35歳以上のイベントがあるんだけど、出ない?」
「はい!出ます!」
「プロとアマの試合、両方ある。うちからプロも出るから」
「あの…階級は?」
「主催者が横山さんに合わせて相手を探してくるからいいって」
「減量は?」
「そんなのしなくていい。今、何㎏?」
「73ぐらいです」
「わかった。主催者に伝えとく」
何日か経って
「相手、決まったよ」
「ありがとうございます!」
「62歳だって」
「はい」
ここで誰もが
年配者じゃん軽い軽い
って思うはず。
ところがどっこい
逆なんだよ。
とんでもない62歳がくる。
むしろ35歳とかのほうが気が楽。
ちょっと器用な
「普通」の人が出てくる確率が高い。
そういう人は
試合ですぐ疲れてくれるから
最初にぶっ倒されなければ
おれに勝ち目がないではない。
ところが
高齢者になればなるほど
「普通」じゃない人が出てくる。
こりゃヤバいな。
「横山さん、相手のこと調べてみた」
「どういう方ですか?」
「空手塾の先生やってるらしい」
…ぶっ
空手の先生?
これ絶対勝てないよ。
そりゃ
キックの選手としてはアマかもしれないけど
指導者でしょ?
お代もらって指導してる時点で
プロじゃん。
いちばんへたくそなアマと
指導者との闘い。
もう結果は目に見えてる。
99.99%負けだよ。
2ラウンド終わって立ってられたら
65点だよな。