クレイジー横山です!
どうも!
試合開始。
よし
前よりこわくなくなったぞ。
リングの中で
たった二人
いや
正確には
レフェリーもいるんだけど
視界に入ってない。
視界に入ってる対戦相手が
ものすごい形相で
自分に襲いかかってくる。
この「異常な世界」に
だんだん慣れてきたぞ。
…おっ!
対戦相手
サウスポーじゃん。
あんまり想定してなかった状況。
あせるなよ
良和。
痛てっ!
奥足蹴られる。
前の試合の選手よりも
蹴りが強いぞ。
気をつけろ。
サウスポーには
右のキック。
ローを出すかミドルを出すか
迷う。
相手が接近。
よし
ヒザだ!
このとき
無意識に相手の首をつかんでいた。
習っていない闘い方を
無意識にやっている自分が
とても不思議だった。
ムエタイではOKだけど
K-1では反則。
「首つかんじゃだめだからね」
レフェリーに注意される。
2回も注意される。
もうこれ以上やっちゃダメだ。
反則で減点になったら
アマチュアの短い試合時間では
取り戻すのがむずかしい。
あっという間に
第1ラウンド終了。