クレイジー横山です!
どうも!
(続き)
「さあこんどはサンドバッグを対面で打ち合うよ!連打!連打!連打!自分のほうにサンドバッグがこないようにパン!パン!パン!」
長岡先生がおっしゃる。
ああこれ
おれのほうに
グアーンってサンドバッグがきて
また恥かくんだよな。
見せしめみたいだ。
いやだなほんと。
まあ
とにかく手打ちにならないように
腰で打たないと。
って
やってみると
…えっ?
サンドバッグ
相手のほうに倒れてる。
対戦したやつ全員に
勝っちゃった。
この瞬間から
クラスの空気が
がらっと変わった。
「体力だけはあるね」
いちばん上手そうなヤツが
おれに吐き捨てるように
そう言った。
それから1年数ヶ月後
いっしょにミット持った会員さんとおれは
これまたいっしょに試合に出た。
それからさらに1年後の今
その会員さんもおれも
さらに強くなってる。
(終わり)