クレイジー横山です!
どうも!
いつも厳しい白川先生が
「こないだの試合、良かったで」
って。
…へっ?
「いやあ出場選手のなかでおれが断トツにヘタクソでしたね」
「そういうことやないねん。ここや」
って拳で胸を叩く。
…へっ?
「気持ちや。良和の気持ちがめちゃくちゃ伝わってくるねん」
「気持ち…?」
「良和がKrushとか観て気持ちが伝わってくる選手にめちゃめちゃ感動するやろ。あれや」
「いやあ○○さんの試合のほうが全然すごかったと思いますけど」
「あれは全然感動せえへんで。ああアマチュアの上手いヤツの試合だなぐらいにしか思わんのや」
「そんなことないと思いますけど」
「帰りに新田会長が『横山さんの試合、良かったな』って言ったから『そうですね』って答えたんや」
「会長、ほめてくださったんですね」
「サウスポーになってパンチ打ってたやん」
「…えっ?全然気がつきませんでした」
「やっぱりそうやろな。そう思って、気が散らんようにわざと言わなかったんや」
うわ、めちゃくちゃな闘いじゃん。
構えが逆になってるのにも気がついてないし。
まあ技量は最低だけど
いろんな方に感動してもらえたんだな。
こんなに多くの人を感動させたの
生まれて初めてだ。
感動を与えた…
これだけは誇りに思おう
そう思った。
次に出るときも
勝敗はともかくとして
少なくとも
「魅せる」試合
これだけは心がけようと思った。