クレイジー横山です!
どうも!
国鉄マンの叔父がいた。
機関車の運転士。
鉄道少年だったおれに
「良和、機関車に乗せてやるぞ」
って言って
浜松の機関区に連れていってくれた。
走っている機関車に
子供は乗せられないけど
停泊中ならOKで
おれのために
わざわざ許可をとってくれた。
叔父のバイクに乗って
機関区へ。
叔父の背中にしっかりと掴まる。
通用口から機関区に入る。
でっかい機関車。
小学生だったおれには
3階建の建物に見えた。
梯子を登って運転室に入る。
足許のペダル
「踏んでごらん」
って言われて
踏んでみたら
腸まで響き渡るようなでかい音で
機関車の警笛が鳴った。
びっくりするおれを見て
叔父は楽しそうに笑っていた。
国鉄合理化の煽りを受けて
叔父は
今のおれよりも若い年齢で
国鉄を去った。
無念だったと思う。
でも
安全運転で機関車を運転し続けた叔父には
どんな勲章にも負けない
栄光の勲章が
胸に燦然と輝いている。