クレイジー横山です!
どうも!
乗り物大好きな幼い良和は
よく交通公園に連れていってもらった。
まだ幼くて
自転車やらゴーカートには乗れないので
ただ歩くだけなんだけど
それでも楽しい公園だった。
夕方になると
標識やら信号機やら警報機やらを
係のおじさんが片づけにくる。
幼い良和が
「しまっちゃだめーっ!」
って泣きながら抗議したんだけど
おじさんたちは笑いながら
「明日また出してあげるから大丈夫だよ」
って言ってたっけな。
幼い良和は
踏切の警報機がとくにお気に入りだった。
児童公園だから電車は来ないんだけど
ちっちゃいながらも
ちゃんと音が鳴って
赤の警告灯も点滅した。
あれから半世紀以上が過ぎて
良和は
当時の係のおじさんの年齢をはるかに越えたけど
踏切の警報機を見るたびに
係のおじさんの優しい笑顔を
いつもいつも思い出している。