クレイジー横山です!
どうも!
新幹線のぞみ号が運転30周年を迎えた。
のぞみ号は満鉄(南満州鉄道)でも走っていた!
これ鉄ヲタのおれですら知らなかった。
満鉄といえば特急あじあ号が有名すぎるので。
ちなみに満鉄ではひかり号も走っていた!
満鉄の急行のぞみ号
1934年から1944年まで運転された。
釜山(プサン)から新京(シンチン)まで走った。
新京は現在の長春(チャンチュン)で
満洲国の首都だった。
釜山から安東(アンドン)までは朝鮮総督府鉄道
949.8km
安東は現在の丹東(タントン)。
京城(ソウル)と平壌(ピョンヤン)を両方とも通る。
これすげえな。
安東から新京までは南満洲鉄道
580.6km
走行距離は合計で1,530.4km
これは新幹線の東京〜鹿児島中央の営業キロ1485.5kmを超える。
1942年10月1日改正のダイヤでは
釜山を8時00分に出発した列車が新京に翌日13時50分に到着する。
急行のぞみ号はなぜ釜山発着だったのか?
それは日本との往来を考慮したから。
関釜連絡船(かんふれんらくせん)っていう連絡船があって
下関から連絡船経由で満洲国の首都まで鉄路で行けたってわけだ。
これで戦前に構想された弾丸列車が下関を目指していたことに合点がいった。
下関は大陸への玄関口だったんだな。
30年前の新幹線のぞみ号の命名に際しては
満鉄の急行のぞみ号を意識したわけではないと思う。
満鉄は負のイメージが強すぎるからな。
満鉄と新幹線のどちらにものぞみ号とひかり号が存在するのは偶然だと思う